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1968年にインテルをロバート・ノイス氏とともに創業したゴードン・ムーア氏は2001年の株主総会においてインテルの経営から離れることが決まった。
そのムーア氏、彼はたくさんの失敗をしてきたという。特に印象深いのが、ノイス氏の後を受けて最高経営責任者に就任して間もなく始めたデジタル腕時計事業。当時、DRAMの開発に成功して事業が波に乗っていた頃で、半導体の新しい用途だと気楽に始めた。3年後にムーア氏自身が撤退を決める時には1500万ドルの大赤字。日本を含め他社の低価格攻勢にしてやられたという。
これを教訓として、かなり長い間、このデジタル腕時計をムーア氏自身が身につけていたという。。。何故か?
『このような失敗は2度としないぞ!! と誓う為であった』。。。と、考えるのが普通の考え。ところが、彼は、違う。『こんな失敗だって出来たじゃないか、今の私たちは、ちゃんとリスクをとって挑戦しているだろうか?』
リスクを恐れてリスクを敬遠するようになっていく自分たちを諌める思いがそうさせていた、という。
企業は、放っておけばリスクを避けるようになる。その方が楽だから。そして、それが一番怖い道だとは思わずに。特にサラリーマン社長・経営者たちが一番陥るスキマである。自分たちの任期は無事に過ごせれば・・・そう思ってないだろうか?
無謀は避けたいが、何もしないで安心安全を求めるよりは良いと私は思う。
(本稿は、日経ビジネス:2001年7月30日号を参照した)
まさに世の中、ブームの切れることのなく次から次へと現れてくるもの。
昨日今日、急に降ってわいたわけでもないものの、Twitterは、大統領から始まり猫も杓子もやっているようだ。
私も一度書き込んだもののモノにならず、そのまま放置してしまった。「おなかすいた」みたいな、今、思うこと感じることを比較的気楽に書き込みができるのが特長。
さて、これが、ビジネスユースに良いとかいうからややこしい。ダイヤモンド誌も特集を組んでいるし、あちこちでセミナーをやっている。ビジネスに活かせるというのは興味があるので、2月3日のセミナーには申し込んだ・・・無料だから。でも、1月25日のセミナーは躊躇している・・・有料だから。
ブームが永く続くのか短命なのか分からないが、140文字以内と短文規制だから短命かも?!
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-13 No.70
先負 IT経営-情報共有
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情報共有・・・言葉は格好が良いのですが、切り口によっては、なかなか実務上
難しいものがあります。例えば、「会議をする」・・・これも一つの情報共有
の方法です。
この会議を通信回線上で行うのを、電子会議と言います。これは一つのテーマ
としてもよいのでしょうが、今日、私が書くのは、ITを活用したデジタル情報
の共有化を図るという意味合いでの情報の共有化です。
例えば、社内一般情報、経営情報、営業情報、技術情報、などといった類です。
情報の共有化が必要で大事だと思う背景は様々です。例えば、
・外部から電話が入った時、社長がどこにいるのかわからない
・社員の仕事ぶりは結果だけでなく、そのプロセスもつかんでおきたい
・お客様への対応は、営業マンだけでなく、社員全員が同じレベルでしたい
・国内はもとより海外も含めて情報を共有したい
・他の企業あるいは専門化と情報を共有化して事業の拡大を皆で図りたい
などといったものです。
従って、解決方法も課題の持つ環境・状況(社内か社外か業界か地域か等)で
変わってはきますが、道具としての解決策は、
・グループウェアソフトの導入
・ホームページの活用
・メーリングリストの活用
・共有サーバでのデータベース管理
・例えば生産管理システムといったような業務プロセス情報管理システム
などが考えられます。
現在、私は、グループウェアの導入と活用についての相談を受けて、それ
ぞれ異なる課題に対しての対応をしています。このグループウェアというもの
は、社内情報の共有化を目的にかなり一般化してきた感じがあります。
小さい会社なら無料のものも提供されていますので、それを利用して使い慣
れるところからスタートしても良いと思います。機能は、どうしても制限が
あるのですが、基本的な部分は十分使えます。
また、SaaS・ASP型というソフトウェアを買うのではなく(使いたい
期間だけ)借りるという仕組みもありますので、あまり躊躇する必要はあり
ません。
構えて行うべきは、上記の課題解決方法の内のデータベース管理とか業務
プロセス情報管理システムといったもので、これらは、後から「まずい」と
思っても取り返しがつきにくいものですから、企画段階から十分な検討をする
必要があります。(過去の成功例でも外部のコンサルタントの活用が評価されて
いるところでもあります)
いずれにしても、導入した後は、誰が使うのかと考えてみると分かるのですが、
“共有”ですから、関係する人・企業などが納得できるものでないと、お蔵入り
になりかねません。
社長も共有者です。ですから社長自らができるか、やるか、という高い?ハー
ドルを最初に越える勇気を持つことが必要おです。覚悟は宜しいか?
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<グループウェア>
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家族・仲間・企業など2人以上で共有したい情報を共有できるソフトをグループ
ウェアソフトと言います。その基本的な機能は、「スケジュール」「グループ内
メール」から始まり、ソフトによって、共有書類・写真・動画などのデータを含
めいろいろな機能を持たせています。
家族とか小さなグループまたビジネスにおいても小さな会社では十分すぎるほど
の機能が無料で使え、これを利用している方も多いと思います。
強いて欠点があるとすれば、広告が入ったり、データに対する最終補償がなか
ったりあるいは提供会社の事情で撤退というリスクを抱えていることは承知せざ
るを得ないものです。
無料の提供者は、グーグル、ヤフー、MSNから始まり、Teamgear、
GRIDYなど“無料 グループウェア”で検索するといろいろ出てきます。
そのうち、昨年末発表された、国内でトップ企業の一つサイボウズは、20人以下
のユーザーに対しては今年無償にするという発表もし、これは、グーグルに対抗
するためだとも聞いています。
グループウェア提供者も、少人数では商売としては手間がかかり過ぎるので、
戦術的な観点から無料・有料という境を20人にしたのでしょう。
でも、小さな会社としては、無料のグループウェアソフトを使うか使わないは
判断するとしても、考えない手はないでしょう。特に、初めて導入しようという
ところは。
その上で、有料版の優れたところを理解して、本格的な導入を図るのも一案だと
思うのです。
恐れず、先ずは、触ってみませんか?!
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<まとめ>
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■情報の共有化は、簡単でいて難しいもの。何でもいいから共有しようとする
ことは簡単に出来る。しかし、共有したい情報が何なのか、の認識を先ず
明確にして、どうするかを考えるステップは一度は踏むべきである。
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<編集後記>
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強風の朝。気温以上に寒く感じます。風がビュービュー吹く音がするたびに
窓が、風で動くたびに、耳感というのか、より一層寒さを感じます。
何の気なしに「風が強く吹いている」と検索したら、wikipediaで、
『風が強く吹いている』は、三浦しをんによる箱根駅伝を舞台にした日本の小説。
2006年9月22日に新潮社より刊行。
その後、2007年には漫画化およびラジオドラマ化されたのに続き、2009年1月には
舞台化、同年10月31日には実写映画が公開されるなど、各メディアで取り上げら
れている。
・・・・・知らなかったぁ(汗)。何でも調べてみるもんですねぇ。
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-12 No.69
友引 IT経営-続続ホームページ
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インターネットが日増しに身近になってきますと、ホームページのあり方も
ますます変わっていくべきものなのかも知れません。
事実、技術的には、ホームページのソフトウェアそのものも、随分と変化して
きており、CMSという内容の書き換えが簡単に出来るようになったもの、
ブログ、最近の流行りはTwitterとどんどん新しいものが世の中に出て
きています。
ハード面でもケータイの進化、通信速度もブロードバンド化が進み、ADSL
から光へどんどん移行して高速化が進んでいます。ケータイにおいても、十分
スピードが速くなってきていることから、コンテンツも、大容量化し、動画も
平気で扱われるようになってきています。
こうした中で、過去の成功事例が、今の参考になるのか、ということも考え
なければならないのか、と思うほどです。
先号までの事例の他に、
小さな旅館がお客様の半数をホームページからの誘導で獲得している、という
事例。
小さな同業会社が集まってコンソーシアムを組んで、お客様から見ると色々な
モノが揃う大きな会社風にみせるサイト事例。
お客様の声(つぶやき)をデータベース化し、直接設計陣へ生の声を伝えられ
るサイトを本来の会社サイトとは別に立ち上げて効果を上げている事例。
小さな会社だからできる、小回りのきく一品からの受注生産をWEBを使って
行う事例。
従来の営業マンがカタログを持って販売する事業から、ホームページをカタログ
化して販売する事業への転換で、顧客数を増やした事例。
など、枚挙にいとまがありません。
こうした中で、一時は華々しく成功事例と騒がれたものの、その後のフォロー
があまく、じり貧になっていったり、あるいは、成功事例に上がっていたサイト
すら無くなっているケースもあります。
継続的なフォローというのは、決して特別なものではなく、具体的には、
・ホームページのメンテナンス(常に新しい情報の提供など)
・お客様を誘導するための工夫(例えば、広告だとか、検索エンジン対策など)
という基本的なことを継続する力が必要だということなのです。
当たり前のことを続ける、ということは何においても大切なことだと思います。
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<顧客管理>
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お客様の情報をつかみ記録するのは営業としても基本中の基本。小さな会社です
と、社長が営業を兼ねるため、顧客情報は社長しか分からない、などという場合
も結構あります。
何はともあれ、顧客情報は大切なもので、そために顧客管理ソフトもいろいろと
販売されています。
実際は、業種業態によって必要な項目や機能が変わりますので、○○業向けなど
という専門分野ごとの顧客管理ソフトもあります。
小さな会社においては、最初からこのパッケージソフトを買わずとも、手元で
業務ソフトを使ってデータベース化をする工夫をしましょう。
私の関わったある小さな会社では、その必要性を十分認識しながら、結局目の前
の仕事に忙殺され、表計算ソフトにすら向かうことなくそのまま断念したところ
もあります。
確かに小さな会社だと社長がいろいろな業務も一手に引き受けるものだから、
このような纏め仕事は、明日から飯が食えない、というものでない限り“面倒”
という言葉で後へ後へと引き延ばしてしまうものです。
私の説得があまかったのかも知れませんし、社長もそんなものに時間は掛け
たくないとも思ったのかも知れません。
ですが、顧客のデータは名刺と現場で分かるから良いよ、忙しいから良いよ、
で済ませるのは、少しでも大きくなりたい会社の社長の意識ではないように
思います。
勿論、小さな会社であればあるほど、余計なものにはお金や時間ををかけたく
ない、という気持ちも分からないでもないですが、プレイングマネージャの
社長としては、少しでも先をにらむマネージャの仕事も忘れないでいて欲しい
と思います。(思いました)
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<まとめ>
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■ホームページも生き物と同じ。次々と新鮮なコンテンツを入れていかないと
成長もない。
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<編集後記>
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昨日は鏡開き。。。だったと、夕食後気づきました。で、今朝、早速お正月
のお飾りなどを神社に持って行きました。「お焚きは15日10時から」と表札に
書かれていたので、間には合ったのですが、ついついうっかりしてしまう自分
に自分が反省中です。
でも、今年の“やること”の一つは、「どんな小さなことも可能な限り“すぐ
やる”ということ」。これは、今のところ、気を付けて実行しています。では。
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-11 No.68
先勝 成人の日 IT経営-続ホームページ
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今日は、1977年創業、資本金1000万円、従業員数6名、売上約1億円という規模
の食品会社のお話です。
ここは、中小企業でありがちな“なんでもやります”スタイルの商品開発と販売
活動をしていました。折しも、ころはインターネットのはしりの時代。このイン
ターネットとやらに目を付けた社長が先ずはエライ!です。
ところが、実際この時期はホームページが、簡単に作れない時代だから、どうせ
やるなら思い切ってお金をかけて、と思い、プロに作成を頼んだわけです。
見た目は美しいものが出来あがったものの、売上も上がらず、商品の良さを
うまく伝えきれていない、と思った社長は、「これはへたくそでも自分たちの
手作りでやろう」と決心したわけです。
社史では、1999年9月にオンラインショップ開設、となっています。
この頃の社長は、ネットショップの活性化の為に様々な研修会に参加したり、
外部の専門家へ相談したり、と社業の為に勉強しながらいろいろなアドバイス
を受けていたのです。
その中で、ネットショップといえども、あれもあります・これもあります、
という総花サイトではなく、これにかけている!という専門サイトとするように
というアドバイスを受け、それから店構えを変えることにしたわけです。
その結果、ネットでの販売が月100万円、そして、200万、300万円と上がって
いったのです。社長は、振り返って、「もし、ネットでの販売に取組まなかっ
たら今の売上どころか将来の発展も期待できない会社になっていただろう」と
言います。
更に言えば、このショップを見て、ある大手関連食品会社からのアプローチが
あったそうです。これは小さな会社にとって、リアルの世界では考えられない
“とんでもない”ことなのです。・・・こうした予想もつかない良いことも
インターネットの世界では起こるわけです。
うまくいった理由の背景で表に表れない仕掛けがこの企業にもあります。。。
それは、
・お客様に商品をおくるとき、パンフレットとプレゼントを同封すること
・問い合わせには、たとえ叱責のメールであっても大切な意見として感謝の
気持ちでひとつひとつ丁寧に返事をしていること
でも、やはり、社長がこのインターネットというITへの気づきをしたことが
一番。そして、自分でホームページを作ってやる!とまさにど素人が寝る時間
を削って勉強をして1カ月で開設にこぎつけた、この根性・やる気が何よりも
賞賛すべき点であろうかと思うのです。
インターネットはまだまだ走りだしたばかり。インターネットだけでなく、
いろいろなITという技術がどんどん変化しています。まだまだチャンス
はあります。
逆に、成功事例はいつまでも成功事例にはなりえないことでもあります。
他社よりも早く“気づき”、真剣に“やる気”になることが大切だということ
です。
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<電子商店の課題>
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“電子商店”という表現は、何故か懐かしい言葉になったようです。
インターネットを利用して、ホームページを見に来てくれた人に商品を販売
する、いわゆる“通信販売”という形態のひとつとして今やもう当たり前に
一般に理解されてきているからです。
利点は、開店コストが安い。店の建設費も、土地代もいらない。受注から商品
発送、入金までの仕掛けができれば、ある意味、誰でもできるものです。
ただ、良いところばかりではなく、問題もあります。
当然、ホームページを作っただけでは、砂漠の砂ツブの一つに過ぎないし、又
お客さんが来てくれないと、モノも売れません。だから、広告も打たねばなり
ません。この経費がかかり過ぎると儲けが減ります。広告のかけ方によっては、
何の効果も出ないこともあります。
モノが売れれば、発送するのですが、この物流経費もまた大きい負担です。特に
少額商品であればなおさらです。
モノがお客様に届けば届いたで、ホームページで注文したのと違う商品だ、と
クレーム。特に“色”に関わるものは大変。商品によっては破損・故障の問題
があったり、場合によっては人体に危険なものの取り扱いの説明書の問題、
違法だと思っていなかったものがそうでなかったり、いろいろ思いもつかない
リスクを背負う事もあります。
商品代金が回収できないケースもありますし、返品・返金に関わるトラブルも
あります。
WEBの世界ですから遊びやイタヅラ心で、誹謗・中傷をする輩もいます。
ウィルスが悪戯することも考えられます。
あえて、嫌なことを並べてみますと“やる気”も失せてきそうになります。
でも、リアルの世界でも同じようにいろいろな課題・問題がありますから、バー
チャルな世界も問題があって当然です。
電子商店もこうした壁を一つ一つ乗り越えていってイッパシの“お店”として
出来上がるものだと思います。
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<まとめ>
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■ネットショップは、今が最盛期ではなく、今後益々発展していくものと考え
られる。ただ、次々と新しい技術が開発されていくITをうまく利用する
工夫がより一層求められる。それは、今、出遅れている企業に与えられる
チャンスであり、先行企業がノホホンとしてはいられないことを意味する。
創意工夫はいつの世も必要である。
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<編集後記>
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今日は成人の日。40年前の自分は、松山で学生をしていました。当時は市民会館
に一人で行って粛々と式典に参加して、記念品をもらって下宿先に帰ったように
思います。振り返ってみますと、あの頃は、まだまだボーッとしてたんですね。
竜馬のように、日本を変えるぞ! まではいかずとも、やはり、何か“夢”
を持つべきでしたね。
スゴイものでなくても、「これは僕が一生かけてやりたいことだ」という気づき
というものを見つけたかったなぁ、と思います。
昔話をしても前に歩けませんから、これからの事を今は考えています。今日が、
僕の新しい成人の日と考えて気を引き締めたいと思っています。
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-10 No.67
赤口 十日えびす IT経営-ホームページ
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先号でも触れましたホームページを使ったマーケティングと販売戦略について
今号も、同じような事例をみてみたいと思います。
企業規模は、従業員20数名、売上高6億円で、お客様の要求を伺い、企画・製造
・販売する会社。営業マンは内4名。
この企業は、営業的には手薄の状態であったものの、販売代理店を通しての営業
をしており、何とかまかなってきたようです。しかし、それが為に、最終顧客の
ニーズがつかみ切れず、競合他社との競争の中で欲しい顧客がつかめなかったと
いいます。
そこで、我々のような外部の人に相談。営業力強化のためのWEBを活用した
新規顧客開拓を提案され、戦略的ホームページの構築に取り組んだのです。
半年ほどかけて、約100万円の投資をして、ホームページを再構築したの
ですが、特に注目すべき点は、
(1)製品カタログの代替品としてのホームページ活用
(2)アクセス件数増加のためのSEO対策とWEBサイトの継続的メンテ
(2)問い合わせに対応するフォロー体制を仕組み、新規顧客の確実な獲得
の3点かと思います。
先号の例でもそうですが、ホームページをリニューアルしたから単純にお客様
が増えた、と考えるのではなく、そのバックの見えない部分の仕掛けがあると
いうことを考えて欲しいのです。
時には、企業ノウハウの要素もあるため、外から見る範囲では、何も特別な
こともないのですが、ホームページは、確実に営業戦略上の一つの大きな手段
になることは間違いないことです。
こうした事例は、私がやったことの成功事例ではないのですが、参考事例と
して、私の考えを入れながらしばらくご紹介していってみようかと思います。
(もし、実際の企業名を出して欲しい、というご要望があれば提示します)
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<ABC管理>
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以前、80-20の法則、というものをご紹介しましたが、今回は、これに絡み
ABC管理というものを考えてみることにします。
このABC管理は、もともと在庫管理(資材の補充発注)の方法として考案
されたもので、在庫の品目を3つのクラスに分け、保管方法・在庫基準・補充
方式などをその区分毎に決めることにより、効果的な在庫管理を目指したもの
です。
例えば、在庫管理であれば、
A:欠かしてはならない重要な在庫なので、期間毎に必要な量を正確につかみ
発注する定期発注方式とする
B:安全在庫基準を設定し、それを下回ると発注する定量発注方式とする
C:管理コストをかけない現品管理方式とする
例えば、マーケティング・販売管理においては、
商品別、得意先別、部門別、担当者別、日別、時間別の売上高、客数、客単価
などを指標に、売上の貢献度を分析し、販売方法、販促方法、などをABCに
分けて整理し管理をする
といった要領で利用するものです。
この管理をする前に当然行うのが、現状分析ですが、その分析をABC分析と
いいます。例えば、製品とか商品の品目ごとにその金額・全体の内の構成割合
などを順位付けし、A・B・Cの区分付けをする作業のことです。この時、
品質管理部門がよく使うパレート図を作成し、視覚的にも分かりやすくする
のが良いでしょう。
要は、重点的にフォロー監視をしなければいけないものは何か、を統計的に
分析して管理する手法です。
当然またこれは、経営戦略的に区分を変更させたり、ABC以外の“Dだとか
Zなどで区分する”製品・商品あるいはサービスなどを特別管理したりする
こともあります。何事も戦略ありきです。
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<まとめ>
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■ホームページは、営業戦略上の一つの大きな手段であることは間違いない事。
ただアクセス数が増えたからと喜ぶのではなく、マーケティング・販売ツール
として顧客獲得に有効に活用すべきである。その為の、裏の仕掛けを十分考慮
することが大切で、それが企業のノウハウだといえる。
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<編集後記>
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昨日は、予想通り楽しい麻雀大会でした。最高齢は、88歳。平均年齢は多分
70歳くらいでしょうか。大先輩のお元気な姿を見ていると、勇気づけられます。
11時スタートで夕方5時過ぎくらいまで、昼食は握り飯とかサンドイッチ、
後は、つまみとビール類。夕食と言いますか、結果発表後は、語らいながらの
寿司の出前をいただく、といったスタイルです。
点数で順位を決め、商品を頂くのですが、私は、16人中の8位で、電波時計
でした。優勝はデジカメ、、、欲しかったなぁ。
今日は、連休中日。少し、ゆっくりしたいと思います。ではでは。
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-9 No.66
大安 IT経営への気づき
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某製造業の気づきについてお話をします。この企業の規模は、
現資本金:97百万円
H16年:売上13億円 従業員70名 → H20年:売上20億円 従業員80名に変化
この企業は、「IT経営」のお手本企業として各種の表彰を受けている企業で
すが、そのきっかけは「ホームページ」。
ホームページを見直し、新規顧客を1年間で100件3000万円以上獲得した、とい
うものです。
これだけ書きますと「ふ~ん、やっぱりホームページか!」と考える人と、
「え、何でそんなもんで表彰受けたりしてるんや?」という人、様々いると
思います。
世の中の情報は、かくてそのようなものです。
私は、丁度この企業がIT経営で表彰を受け始めた頃、都内に本社がある某
製造業の課題解決のための支援をしていたのです。そして、ある機会をつかまえ、
大阪に本社があるこの企業を、社長と共に訪問することにしました。
そして、このIT経営の裏側を知ることができたのです。その時の私の結論は
ホームページの改定で単純に新規顧客が増えたんじゃない、、、ということを
あらためて知ったのです。
確かに、この企業の課題は、
○あらゆる顧客の要望にこたえる為、材料在庫を豊富に確保しなければならない
○損はしないが儲からない ○新規顧客の獲得が難しく既存顧客に頼った売上
というもの。
その状況の中でのITコーディネータのアドバイスに社内は喧々諤々とした論争
になったといいます。そのアドバイスとは、ホームページ上に、在庫情報を
載せる、というその企業にとっては、とんでもないことでしたから。
結局オープンにすることになり、それをホームページに掲載したところ、
今まで、お付き合いもなかったところから、特殊な材料在庫の状況をみて、
その材料の製品が欲しかったという顧客が問い合わせてきたわけです。勿論、
既存顧客も特殊な材料在庫がなくなる前に発注しておかねば、という見方で
このホームページにアクセスしてきたわけです。
かくして、ホームページ改定で“新規顧客を1年間で100件3000万円以上獲得”
という表現になるわけです。
そして、私が知った裏側は、こんなもんじゃない、ということでした。
それは、もともと、先代社長から現社長へ引き継ぐ時に、現社長はいろいろな
ことをその時点から考えて実行していった経緯があったことを知ったからです。
(1)どうして儲からないんだろう (2)これからはコンピュータ時代や
ざっくり言えばこの2点でしょうか。一つ目の、儲けの事については、ドイツ
で訪問したその社長の価格の付け方に目からうろこ状態になった、というもの。
二つ目のコンピュータに目を付けたということですが、社長を引き受けたのは、
もう10数年も前のこと。この時から社長自身が、これは大事や、勉強せねば
という気持ちになって動き出した、ということです。
こうした背景を持っていたからこそ、外部のアドバイスにも対応できたとも
いえる、、、と私は思うのです。
私が、ここで言いたいことは、いろいろな成功事例が、世の中に発表されて
いますが、その本当の裏側は何か? 本当はどんな仕掛けがあるのか?
この“仕掛け”を知ることが大切なことだと思うのです。勿論、簡単にその
ノウハウをつかめませんし、真似することもできません。ですが、
「ホームページを使えば、新規顧客がどっと増えるんだ」と、単純に納得する
のではダメですよ、と申し上げたかったのです。
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<変化はチャンス>
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
この言葉は、申し上げることもなく知っておられると思います。ご存知の方は
読み飛ばし下さい。
これは、ずーっと昔、私があるセミナーで聞いたことのある受け売り言葉です;
CHANGE-T=CHANCE
変化=CHANGE このCHANGEからTを取ると、CHANCEになり
ます、というもの。
このTとは、何でしょうか?
そうです。Taboo(タブー)、Tradition(伝統、因習、旧式)
といった言葉で代表されるTなのです。
お分かりですね。CHANCEをものにするには、この変化の時代に、伝統的
なものやタブーにも手をつけなければなりません。。。という教えです。
丁度、上述の“気づき”のテーマの纏めの言葉にもなったようです。では。
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<まとめ>
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■厳しい経営環境の中の、ちょっとした変化を捉え、今まで、タブーとして
きたきたこと、伝統的なこと、そうしたモノゴトを見直してみると、意外に
新しい展開が見えてくるものである。経営者は特に、常日頃より“変化は
チャンス”だという目を持ってモノゴトを見ることが肝要である。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<編集後記>
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
今日は、某団体の会長宅で恒例となっている新春麻雀大会に参加してきます。
会長は、90歳近くになっても矍鑠としています。若いころに鍛えた体がそう
元気を続かせているのか、分かりませんが(今年は行ってみないと分かりませ
んが)以前は“真っ赤っか”の車に乗っておられたから凄いものです。
年齢を意識しなければいけない事もあるでしょうが、意識しない生き方が出来る
というのも大変羨ましいことです。あやかるつもりで今日私はでかけることに
したわけです。(^_^;)v ではでは。
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-8 No.65
仏滅 中小企業IT経営力大賞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先号で日本経営品質賞について書いたので、その流れで中小企業を対象にした
IT経営力大賞について、少し纏めてみます。
2007年度に創設したこの賞の目的は、次のようなものです。
日本の経済基盤を支えている中小企業が、その生産性を向上させ、競争力を強化
し、更には、地域経済の活性化を図る必要がある中、ビジネス環境がITの進展
で急速に変化。そのITを新しいビジネスツールと捉え、戦略的に経営力を高め
ていく「IT経営」をしている模範的な企業に経済産業大臣等が表彰するもの。
昨年は、大賞3件、優秀賞10件、特別賞4件、審査委員会奨励賞5件、IT
経営実践認定企業130件、という結果でした。(応募は、276件)
先号の経営品質賞は、生まれが米国ということもあり、評価基準点がはっきり
しているのに対し、この賞は、審査(評価)基準が示されてはいるものの、全て
点数では表していない、という点で日本的かも知れません。
審査は、総合評価方式で、以下の評価項目に基づき、書類審査、現地審査、
最終審査の3つのステップを踏み行われます;
■IT経営実践に向けての取組み評価
■IT活用のポイントから見た評価
■IT活用の広がりから見た評価
■中小企業等の特性から見た評価
■IT経営力指標を活用したIT経営力評価
応募シートには、
(1)会社概要
(2)IT経営の実践と成果
・事業、商品、サービス内容 ・ビジネスの特徴
・IT経営への取組み時期 ・経営課題(IT経営に取組む時点)
・経営課題解決のための方策
・IT経営推進の取組み
(経営トップの関与、成果実現のための取組み、従業員の取組み、
外部人材を使った場合の役割と効果等、IT経営実践の成果、
・今後の解決すべき課題(新たな経営課題の認識と展望等)
・ワークフロー及びシステム概念図(実践前と実践後)
・情報セキュリティ対策実施内容(ウィルス対策、個人情報保護の観点)
(3)補足事項(関係者、IT関連費用等)
更に、評価の参考資料として「IT経営力指標を活用した評価票」という
シートに基づき自己評価し、提出・・・このシートは、IT経営力実現度を
全項目4段階評価しており、ここでは数値化が可能。
詳細を知りたい場合は、下記URL(募集要項)にてご覧ください;
http://www.it-partnership.jp/award/2009/application.html
私は、昨年、これに応募したいという企業2社と関わり支援を行いました。
1社はほとんど提出可能なくらい仕上げた段階で「やはり、まだまだ応募する
には恥ずかしい内容。再度出直し、IT経営を実感したところで再挑戦したい」
との意向で応募は断念しました。
もう1社は、ITを使わないと商売ができないというビジネスモデルでした
ので、応募は出来たのですが、その時の社長の言葉「あらためて、自分のIT
への取り組みがどうであったのかをはっきり認識できたのが良かった」が
印象的でした。
この賞の意義として、こうした自己評価と認識をあらたにすることが出来る
ことではないかと、あらためて思った次第です。
このメルマガを読まれている社長も是非、次回応募できるように頑張って欲しい
と思います。
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<納期とは?>
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先号で、品質を取り上げたので、では、納期とは?と題したら、どうなるかと
思い、先ず、タイトルをうってみました。
これを定義するのもどんな意義が? と言われそうですが、私が定義するとすれ
ば、「商品やサービスを求める人や組織に対し提供する“約束された時”のこと」
と言うのでしょう。
この“約束”ということがなければ、成り行きでもいい訳ですから納期と言える
でしょうか? 多分言わないでしょう。すなわち、自己完結するモノゴトには、
「納期」とは言わないで、せいぜい「目標期日」という程度でしょう。言う必要も
ないのかも知れません。
モノゴトには、“時”すなわち“タイミング”がものすごく大切になります。
この“時”を外すと、プロジェクト的に言えば、後工程(イベント)への影響は
大きく、いくら品質が良くてもその価値さえ意味を失くしてしまいます。
約束した納期を守る、ということは、その提供者の信用を守ることと同義だと
思います。安心して頼める、立派な会社だ、社長だ、と言われるには、この
“約束を守る”といういろいろな項目の中の“時”を守る、ということにほか
なりません。
納期を守る=信用を守る は言いすぎですが、その気概で臨むべきものだと
考えます。
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<まとめ>
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■「IT経営」とは、ITを新しいビジネスツールとして捉え、単に業務の
効率化を目的とするのではなく、顧客のニーズの多様化、多品種・少量・
短納期への対応、業務の可視化、さらには中小企業においては下請けから
の脱却などをにらむ、等、積極的に経営力を高めていこうとする企業の取組
みのことをいう。
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<編集後記>
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昨日のテレビはつい見てしまいましたが、昨年まき起こった埼玉県民の課題、
「埼玉県は、北関東か南関東か」の議論。自分が埼玉に住んでいるだけに興味
深く見ていました。
どちらとも言えないのがホンネですから「中関東」でも良いのではと思うの
ですが、そうもいかんようです。というより、そのような発言は出演者からは
出ませんでした、ですね(^_^;)
いずれにしても、自分の町、市、都道府県を自慢したくなる気持ちは尊重した
いものです。国際的にも日本という国を自慢したいものです。ただ、一方的に
ではなく、相互がお互いの地域の自慢を聞いてあげる姿勢が大切です。
その象徴ともいえる、旗・歌などはもっと前面に出しても良いように思います。
私は、決して右翼ではないですが、小さい頃には普通に“旗日”には各家で
国旗が立っていた日本がいつしか“どこに行ったんだろう”という気持ちにも
なります。自分の国・郷土の旗を尊重出来ないで、他国・他郷里の旗を尊重でき
ますか?
昔、ファミリーャンプをしていたころ、国際キャンプ大会時、掲揚する旗を
無造作に踏みつけた若人を見たことがあります。叱り付けなかったのですが、
叱っても“ワケわかんねぇ”というのが答えのような気がします。寂しいもの
です。
年取ってきたせいかなぁ?
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-7 No.64
先負 日本経営品質賞
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ここ2回ほどITに関する身の丈経営の測り方について述べたきましたが、その
話の中で出てきました日本経営品質賞について、少し纏めてみます。
この賞は、「卓越した経営の仕組み」を有する企業を評価・表彰するものですが、
その切り口(評価の仕方)を知ることも、今後の自社のあり方を測るのに良い
道具(モノサシ)になるのではないかと思うわけです。
当然、もともと持つ資源規模・経営環境など差があるため、下記の3つの部門に
分けて評価がされます。
大規模部門(社員・職員数300人超)・中小規模部門・地方自治体部門
いずれにしても、並みの経営では、応募は出来ないと言っていいほど厳しい
審査内容です。
1995年にスタートしたのですが、当初は、名門大企業が次々と受賞していました
が、なかなかに厳しい査定だけに、対象企業なし、という年もあったほどです。
私は、応募を目標にしなくても、経営品質の考え方、そして、経営者として、
日頃から何を考えなければならないかの参考にするだけでもこの意義があるの
ではないかと思うのです。
以下、評価対象と基準について概略記述します。詳細は、別途学習してください。
<評価の切り口は以下の4点>
○基本理念の4要素○7つの重視する考え方○8つのカテゴリー○20のアセス
メント項目
■基本理念の4つの要素
・顧客本位 顧客価値の創造、顧客の価値評価がすべてに優先する
・独自能力 他組織とは異なる見方、考え方、方法による価値を実現する
・社員重視 従業員個人の尊厳を守り、独創性と知識創造による組織経営
・社会との調和 社会に貢献し、社会価値と調和する
■7つの重視する考え方
・顧客から見たクオリティ
・リーダーシップ
・プロセス志向
・対話による「知」の創造
・スピード
・パートナーシップ
・フェアネス
■8つのカテゴリーと20のアセスメント項目
経営の要素を8つ定め(8つのカテゴリー)、さらにその下に実際に評価をする
20のアセスメント項目に評点を配分しているもの。年度によって若干見直し。
以下は、2009年度版。
<カテゴリー・アセスメント項目・配点一覧 >
◇カテゴリー1 経営幹部のリーダーシップ
・ 経営幹部のリーダーシップ(120)
◇カテゴリー2 経営における社会的責任
・ 社会要請への対応 (30)
・ 社会への貢献 (20)
◇カテゴリー3 顧客・市場の理解と対応
・ 顧客・市場の理解 (50)
・ 顧客からの意見や苦情への対応(30)
・ 顧客満足の明確化 (20)
◇カテゴリー4 戦略の策定と展開
・ 戦略の策定と形成 (30)
・ 戦略の展開 (30)
◇カテゴリー5 個人と組織の能力向上
・ 組織的能力 (40)
・ 社員の能力開発 (30)
・ 社員満足と職場環境(30)
◇カテゴリー6 顧客価値創造のプロセス
・ 基幹プロセス (60)
・ 支援プロセス (30)
・ ビジネスパートナーとの協力関係(30)
◇カテゴリー7 情報マネジメント
・ 経営情報の選択と分析 (30)
・ 情報システムのマネジメント (20)
◇カテゴリー8 活動結果
・ リーダーシップと社会的責任の結果 (60)
・ 個人と組織の能力向上の結果 (60)
・ プロセスの結果 (100)
・ 総合結果 (180)
合計 1000点
勿論、点数を高くするだけが目的ではありませんから、観念として項目を捉えて
頂ければ良いと思います。
審査を行う前提として、申請企業・組織が目指す理念や大事にしている考え方
さらには置かれている事業環境や現在取り組んでいる経営課題についても報告
する必要があります。
如何でしょう? でも、小さな会社だから何もできない、ではなく経営の自己
評価の参考にするだけでも大変意義があると考えます。
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<品質とは?>
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経営“品質”という言葉が出てきましたので、「品質とは何か?」とその定義
について少し調べてみました。自分自身、約2年弱、勤めていた会社の品質管理
部門にいましたから、まったく知らないわけではないものの、いざ「品質とは?」
という質問をされると答えに窮しそうです。
というのも「品質」の考え方の幅があまりにも広すぎるように思うからなのです。
例えば、物とサービスでの品質の定義の比較、ハードウェアとソフトウェアの
品質の定義の比較、生産者と利用者の品質の定義の比較、企画・設計・製造・
営業・梱包・輸送・それらを合わせたプロセス品質、管理・社長、従業員など人
、、、まだまだ品質にまつわるファクターがありそうです
それぞれの立場、環境において、モノやコトの品質が異なること自体には問題は
ないと考えられます。
また、背景にいろいろなモノゴトが組み合わさって品質というものが出来あがる
ものですから、例えば単純に“製品の品質”だけにとらわれると、設計図通り
出来ているかいないか、だけで終わってしまいます。
しかし、その前工程の市場調査品質、企画品質、試作品評価品質、基本設計品質
詳細設計品質、製造品質、そしてこれらに関わる人の品質(?)、いや、総合的な
仕組みの品質・・・などと、やはり深く考えていきますとかなり複雑系の問題に
なってしまいます。
更に複雑になるように言えば、品質管理・品質保証・品質保障などはどう定義
しますか?という課題も出てきます。
「経営品質」とはこうしたもろもろの品質の重合体を整理・整頓した“仕組みの
品質”のことをいうのだと私は勝手に理解しています。
ただ、いずれにしても、私の品質の定義は、プロジェクト管理的ですが下記の
ようになります;
「品質とは、前工程から後工程に引き渡す製品やサービスなどに、後工程の
期待する基準、目標値をつくり込む“価値”そのものをいう」
即ち、品質=価値 と纏められるのではないかと考えるのです。
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<まとめ>
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■経営品質の定義に囚われるのではなく、その考え方を学ぶべきである。小さ
い会社は、資源に乏しいから出来ない、ではなく小さい会社なりの戦略を
持って、品質目標を積み重ねることが大事である。何事も積み重ねである。
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<編集後記>
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私の家の庭にある桜の木。実は、先日まで枯れている筈の葉っぱが、しっかりと
木にしがみついていたんです。
毎年、12月中には完全に1枚もなくなるのですが、写真にも記録しましたが
今回は年を越したことになります。これを見ながら、地球の温暖化って、こんな
ところにも現れているのか、と思いたくもなります。
今朝、見ましたら、全て風で飛ばされたのか、、、何だかやっと冬を迎えた気分
になった次第です。
ここ、さいたま市からの冬だより、、、でした。
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2010-1-6 No.63
友引 IT成熟度(2)
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ITに関する身の丈経営の測り方、「IT成熟度」について、先号で述べた
4つの切り口からご説明をします。実際の評価のための質問の仕方は、もっと
具体的なものですが、以下、概念的に纏めて表現しています。
■「IT人材力」成熟度
経営の視点から、IT活用を立案できる人材の育成ができているかどうかの評価
・ITを活用した企業戦略を立案できる人材が育っているか?
・IT経営企画立案と要件定義が自社内で可能であるか?
・従業員の情報活用能力を高める教育体系が確立しているか?
・従業員が自分に必要な知識データベース検索、加工する能力を備えているか?
■「IT企業文化力」成熟度
IT企業文化として「仕事の手順の文書化・標準化」「計測化、モニタリング」
「問題解決・業務改善の仕組み」の3つの視点からの評価
・仕事の手順が文書化され、標準化され、共有化され、常に更新されているか?
・仕事の成果がデータとして測定され、モニタリングされているか?
・モニタリングの結果を学習、改善、最適化するための仕組みが確立しているか?
■「ITインフラ力」成熟度
会社としての方針に従い、身の丈にあったインフラの整備であるかどうかの評価
・ハードウェア、ソフトウェアの導入がどの程度されているか?
・ネットワークおよび他企業との電子データ交換の導入ができているか?
・すべての業務のIT化が完成しているか?
・ITインフラの有効活用によって効果的な顧客満足が得られているか?
・ビジネスの業務効率化、付加価値向上が実現できているか?
■「IT活用力」成熟度
「ビジネスへの戦略的IT活用」「電子情報交換」「電子情報の共有と活用」の
3つの視点からの評価
・ITを活用した経営が会社方針になっているか?
・ビジネス活動に必要な情報や知識を、電子データとして作成できているか?
・作成した電子データを共有できているか?
・他のパートナー企業間での情報の電子データ交換、商取引等ができているか?
・最新のITやインターネットを活用した新ビジネスモデルが実現しているか?
実際の話として、大企業・大資本の会社が、上記4つのすべての成熟度で高い
レベルを維持しているかというとそういうわけでもありません。逆に、中小企業
だからこそ、小規模ながらでもIT成熟度の高い企業もあります。
いずれにしても、4つの切り口の成熟度をバランスよく向上させて、初めて
効果的なIT成熟度のレベルアップが図れるのです。こうした評価を通して
自社のレベルを測り、より上を目指すよう企業目標を上げていくことが大切な
ことなのです。
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<顧客満足の歩み>
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一般的によく使われる“顧客満足”という言葉。この言葉の起源は何か?その
歩みがどうだったのか、ざっきりとお話します。
1980年、米国の調査会社J.D.パワー社が自動車業界で“顧客満足”を
指標とする調査分析手法を開発し、各社が競ってそれを採用したことがことの
発端だと言われています。
逆に言えば、1970年代までは、メーカーなどの供給者側の論理で市場が
作られてきた、という事だと思います。
顧客満足の言葉の定義は、「顧客が持つ期待に対し、提供された製品・サービス
の効用によって満たされること」と一般的な言い方もあるのですが、実際は
それ以外に従業員の接客の態度とかいうのような精神的なものまで考えなければ
ならないと思います。
とにかく、その後、米国では1988年に品質及び顧客満足度を評価基準とした
「マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)」が設けられ、いよいよ、顧客
満足というのが企業経営の指標になっていったわけです。
更に、欧州も80年代からサービスの価値を重視した“サービスマネジメント”
を展開していき、MB賞の欧州版「ヨーロッパ品質賞(EQ賞)」が制定され
たのです。
さて、日本ではどうか? ですが、結構古くから顧客満足の概念としては存在
していたと考えられます。それは、社是・社訓をみれば「顧客本位の商品、
サービスの提供」などとうたわれていたからです。
しかし、実際には、右肩上がりの経済成長を続ける中において、企業の成果が
“売上・利益・シェア”というもので測定されていて、理念の“顧客満足”が
どこかに飛んで行ってしまっていたのです。
ようやく、バブルがはじけた頃の1990年代、マーケティングを中心とした
中で「CS」とか「顧客満足」という言葉がキーとなってきて、経営戦略として
の顧客志向が具体化されるようになってきたわけです。
日本においては、米国のMB賞にならい、日本経営品質賞を1995年に創設。
ようやく世界に追いついてきたのか、という感があります。
ちなみに、日本経営品質賞の目的は、
わが国企業が国際的に競争力のある経営構造へ質的転換をはかるため、顧客
視点から経営全体を運営し、自己革新を通じて新しい価値を創出し続けること
のできる「卓越した経営の仕組み」を有する企業を評価・表彰するもの
・・・となっております。
小さな規模の会社には、かなり資金的にも負担のかかる(と私は思っています)
ものですが、この“精神”あるいは“仕組みの採用”だけは勉強して取り込んで
いって欲しいものです。
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<まとめ>
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■IT成熟度は、評価時の企業レベルを第3者的に評価でき、現在の位置を
確認するのに有効である。そして、さらにそこに踏みとどまらず、その上の
レベルを企業目標とする指標として有効に活用すべきである。
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<編集後記>
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昨日、池袋駅前の某2大電気店にプリンターを買う知人と一緒に行ってきまし
た。もう、駅前でがっぷり四つに組んだ横綱同士という感じですね。
実際、A社で決めたプリンターに“もうちょっとまけて!”とせっついたので
すが、「いやー、もうこれ以上は・・・他で、もっと安いと表示しているとこ
ろがあったら教えてください」
というのでB社に行ったら、やはり同じ価格。これはもう、2社で競争している
としか言えない。値段交渉はあきらめて、どちらで買うか、という段になって
決め手となったのはポイントカード。
私は、B社のを持っていたのですが、購入者の知人は、A社のポイントカード。
結局、購入者が当然優先ですから、再びB社を出て、A社で目標のプリンター
を買ったわけです。
近くで競合する会社が競ってくれるのは「顧客満足」の一環・・・?!
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