50.BPR、ベストプラクティス
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2009-12-20 No.50
先負 BPR
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ビジネスモデルを実際に動かすためのプロセスを先号でコアプロセスと呼び、
そのプロセスには、例えば、企画、開発、販売、調達、生産、物流等がある、
と記述しました。
「BPR」とは、そのビジネスプロセスの抜本的なデザイン変更、仕掛けの変更
を行い“コスト”“品質”“サービス”“スピード”といったキーとなる項目
を改変することです。(BPR=Business Process Reengineeringの略)
あえて繰り返して言えば、改善ではなく改革という言葉が合うような業務変革
のことをいいます。戦術的なカイゼンではなく、戦略的な見直しをするという
ことです。
“改善”はあくまで現状を認め、そこからどう変えるかを考えること。“変革”
は、現状から変えるのではなく、こうしたい、ありたいという“あるべき姿”
を想定して、そこに行きつくのに、現状からどう変えればよいかと考えること
です。
立ち位置、見る位置が違います。
但し、これは、言うは易く行うは難し、であります。何故なら、すごろくで
言えば“ふりだしに戻る”ことですから。初心に帰って、私たちのビジネスは
一体何のために存在するのか?という問いかけをし直すことだからです。
お客様は、今の価格・品質・納期・サービスで満足なのか? 長く続ければ
続けるほど、お客様の嗜好とか期待とか環境が変わっているのに気がつきにく
くなるものです。
昨今、ITという情報をマネジメントする技術が進化し、中小企業でも導入
しやすいソフトウェアの価格になってきています。一時、流行ったIT用語
で“ERP”という3文字略語があり、ERPパッケージがもてはやされま
した。
これは、“企業の持つ資源を最大有効活用するソフト”として、大企業や
中堅企業がこぞって導入した経緯があります。お金と人が十分に使える企業
なら、このソフトを“ベスト・プラクティス”あるいは“グローバル・スタ
ンダード”を取り込むチャンスではあったのですが、、、結果は、多分、
そのソフト機能のどうでしょうか、50%も活かせたでしょうか?
私には、良い情報は入ってきていません。
日本的経営と国際標準的な経営の齟齬、業務の仕組み・考え方にズレがある
ところに、ムリに、そのベスト・プラクティス、グローバル・スタンダード
なるものを合わせよう!というのがそもそも間違えていたんだと思います。
中小企業は、これから益々“情報化”“IT化”は必要で必至の課題です。
IT投資は、単に儲かるとか儲からないとかではなく、ビジネスプロセス
を改変する道具になって、最終的にお客様の利益になるのかどうか、を考え
る良いチャンスだと捉えるべきです。
今や大手企業となっているクロネコの宅配便が良い例です。自分の荷物が、
今どの辺にあると分かるサービス。これはまさにITの技。ITを利用しなけ
れば、このサービスはあり得ません。お客様が切望したわけではないでしょ
うが、ITを使ったBPRの好例かと思います。
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<ベスト・プラクティス>
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ある結果を得るのに最も効率的な手法とかプロセスがある、とする考え方です。
先々号でコンピテンシーを取り上げて申し上げたことと少しかぶりますが、
このベストと思われるものを基準として、自社(自分)にとって最適なプロセス
基準は何か、という考え方です。
以前取り上げた「徹底した5S」で儲かる会社になった企業は、他社の素晴ら
しい5Sを模範として徹底的に自社に適用したベスト・プラクティスの事例です。
但し、ベスト・プラクティスを盲信することも危険です。
ベスト・プラクティスをベースとしますと、その辺りが最高基準となるからです。
要は、独自性がなくなるという欠点があります。上述した“変革”からは離れて
いってしまうのです。
また、ベスト・プラクティスは、現時点において自社の模範となるかどうかで
あって、将来においてずっと模範とはなり得ません。
自社が発展するに従い、あるいは、情報技術のように常に変化する時代におい
ては、ベストの真似ではなく、自社のあるべき姿を先に考え、ベストとの比較
をする、という逆引き思考で参りましょう!!
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<まとめ>
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■ビジネスプロセスの改変は、経営戦略の一つとしてとらえ、自社のあるべき
姿からベスト・プラクティスを見るべし。情報技術の利用は、道具として
今後見逃してはならないものと心得ておくべし。
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<編集後記>
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スキーシーズンになって雪がふらなくて大変だね、と思っていたら、見事な
雪。スキー場のみならず、スキーを楽しみにしていた人もホッとしたことでしょ
う。
雪がほとんど降らない関東の当地は、青空の快晴。嬉しいのですが、温度が
低すぎて身体が動きません。とはいえ、間もなく、カミサンに年末の掃除を
手伝え、とう指示が飛んでくることでしょう。
ほとんどの企業が今週で越年体制に入ることになりますね。身体に気を付けて
頑張りましょう。
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