62.IT成熟度(1)、能率と効率
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The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
2010-1-5 No.62
先勝 小寒 IT成熟度(1)
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皆さん 身丈ってそもそも何かご存知ですか?
私は、単純に、身の丈だから、身長のことかと思っていました。ま、普段関係
ないから実際は適当に使ってた言葉でしたが、今日これを書くにあたり、本当は
どんなことかと調べてみました。
基本的に、洋裁をする人は身丈という概念はなく、和裁の着丈という言葉が相当
するようです。身丈は、和裁の世界で使われる、いわゆる首の付け根から裾まで
の長さを表すようです。
要するに“丈をはかる”というのは、その目的が、着物を着て気持ち良い状態に
する為に行う寸法測定のことなのです。
この“ころ良い”自分(自社)とは、ITではどのような測り方をすれば良いか
というのが今日いうところの「IT成熟度」という評価基準なのです。
せっかくお金をかけて、ITを導入しても、身の丈に合っていないものなら
当然、何の価値も見出さず“お蔵入り”。蔵に入れると、そのまま永久に
使われることはないものです。骨董品になればまた価値も上がりますが、
流石にITの世界では、骨董品にもなりません。
ましてや、成長しようという企業は、身の丈を大きくするための服を準備して
備えねばなりません。
その為に、目標とする身の丈に合う寸法を測るためのモノサシが「IT成熟度」
診断チェックリストで行えるのです。(この概略内容は次回記述します)
この身の丈に合った“IT経営企画と実行”を図る、IT成熟度のチェック
内容がどのようなものか、を先ずは概念的にお話します。
1.レベル
自社のレベルがどの位置かを見立てるための目安の段階です。これは
6つの段階に分かれ、レベル0~レベル5まであります。このレベルを
上げることも大切な企業目標だと考えて良いと思います。
2.切り口
見立ての仕方は4つの切り口で評価します。
・人材力・企業文化力・インフラ力・活用力 の4つの力を見るわけです。
そして、IT成熟度というのは、下記のように4つの切り口の掛け合わせで
考えるべきものなのです。
「IT成熟度}=「IT人材成熟度」x「IT企業文化成熟度」x「ITイン
フラ成熟度」x「IT活用成熟度」
というイメージです。どれかが「0」だと、全体が「0」ということなのです。
この概念を持って、次号にそれぞれの成熟度の考え方などをお伝えしていき
ます。
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<能率と効率>
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会社における会話の中で、一瞬、躊躇するのが「能率」と「効率」の言葉の
使い分けです。
「これは能率がいい」というのか、「これは効率がいい」というのか間違って
使って、後で“しまった”なんて思う事があります。
感覚的には皆さんも重々承知で区別されてはいるでしょうから、あえて書く
ほどの事もないのですが、
「効率」というのは、期待値(目標値)があって、如何に損失(リスク)を
減らしながらその期待値(目標値)に到達するか、あるいは、到達したかを
表すもの。一種の、損失管理力(リスク管理力)を表すものだとも言えます。
従って、最高は100(%)とするものです。
一方、「能率」というのは、期待値(目標値)に対し、それ以上の結果を
出すことを言います。即ち、もし、数値で表すと100(%)以上のこと
となります。具体的には、予定した時間(資源)で期待以上の数量(新しい
資産・資源)を産み出すような場合に使われます。
即ち、乱暴な纏め方かも知れませんが、
「効率の逆数」=「能率」
「能率」x「効率」=「期待値(目標値)」
かと思うのですが、如何でしょう?これは定説です・・・とまでは言えませんが。
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<まとめ>
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■モノゴトを測る基準がないものは、モノゴトの大きさ・大切さを知らないで
いるのと同じ。自社のITの成熟度がどのレベルにあるのか認識していない
のでは、舵と羅針盤のない船に乗って浮世の風に吹かれて漂っているような
ものだ。
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<編集後記>
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モノゴトを測るにはその目的があるから。今回、身丈から始まり着丈、身幅、
和裁の世界の奥深さのホンの端っこを触りました。洋裁は身体の形で服を作る
のですが、和裁は、着方が違う為、その測り方も違っています。
洋服のハンガーと着物のハンガー(?)と違いますよね。
定義基準を明確にし、その尺度を自分に当てる。これは比較的西洋のビジネス
界が工夫するに得意なようです。しかし、ことビジネスにおいては、和風に
こだわらず、いろいろと取り入れたいものです。今日の成熟度もその一つです。
では。
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