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64.日本経営品質賞、品質とは?

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 The Professional Playing Manager 社長は立派なプレイングマネージャ
  2010-1-7 No.64
   先負        日本経営品質賞
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ここ2回ほどITに関する身の丈経営の測り方について述べたきましたが、その
話の中で出てきました日本経営品質賞について、少し纏めてみます。

この賞は、「卓越した経営の仕組み」を有する企業を評価・表彰するものですが、
その切り口(評価の仕方)を知ることも、今後の自社のあり方を測るのに良い
道具(モノサシ)になるのではないかと思うわけです。
当然、もともと持つ資源規模・経営環境など差があるため、下記の3つの部門に
分けて評価がされます。
大規模部門(社員・職員数300人超)・中小規模部門・地方自治体部門
いずれにしても、並みの経営では、応募は出来ないと言っていいほど厳しい
審査内容です。

1995年にスタートしたのですが、当初は、名門大企業が次々と受賞していました
が、なかなかに厳しい査定だけに、対象企業なし、という年もあったほどです。

私は、応募を目標にしなくても、経営品質の考え方、そして、経営者として、
日頃から何を考えなければならないかの参考にするだけでもこの意義があるの
ではないかと思うのです。
以下、評価対象と基準について概略記述します。詳細は、別途学習してください。

<評価の切り口は以下の4点>

○基本理念の4要素○7つの重視する考え方○8つのカテゴリー○20のアセス
メント項目

■基本理念の4つの要素

・顧客本位   顧客価値の創造、顧客の価値評価がすべてに優先する
・独自能力   他組織とは異なる見方、考え方、方法による価値を実現する
・社員重視   従業員個人の尊厳を守り、独創性と知識創造による組織経営
・社会との調和 社会に貢献し、社会価値と調和する

■7つの重視する考え方

・顧客から見たクオリティ
・リーダーシップ
・プロセス志向
・対話による「知」の創造
・スピード
・パートナーシップ
・フェアネス

■8つのカテゴリーと20のアセスメント項目

経営の要素を8つ定め(8つのカテゴリー)、さらにその下に実際に評価をする
20のアセスメント項目に評点を配分しているもの。年度によって若干見直し。
以下は、2009年度版。

<カテゴリー・アセスメント項目・配点一覧 >

◇カテゴリー1 経営幹部のリーダーシップ
 ・ 経営幹部のリーダーシップ(120)
◇カテゴリー2 経営における社会的責任
 ・ 社会要請への対応 (30)
 ・ 社会への貢献   (20)
◇カテゴリー3  顧客・市場の理解と対応
 ・ 顧客・市場の理解       (50)
 ・ 顧客からの意見や苦情への対応(30)
 ・ 顧客満足の明確化      (20)
◇カテゴリー4  戦略の策定と展開
 ・ 戦略の策定と形成 (30)
 ・ 戦略の展開    (30)
◇カテゴリー5  個人と組織の能力向上
 ・ 組織的能力     (40)
 ・ 社員の能力開発   (30)
 ・ 社員満足と職場環境(30)
◇カテゴリー6  顧客価値創造のプロセス
 ・ 基幹プロセス          (60)
 ・ 支援プロセス          (30)
 ・ ビジネスパートナーとの協力関係(30)
◇カテゴリー7  情報マネジメント
 ・ 経営情報の選択と分析     (30)
 ・ 情報システムのマネジメント  (20)
◇カテゴリー8  活動結果
 ・ リーダーシップと社会的責任の結果 (60)
 ・ 個人と組織の能力向上の結果    (60)
 ・ プロセスの結果         (100)
 ・ 総合結果            (180)

合計 1000点

勿論、点数を高くするだけが目的ではありませんから、観念として項目を捉えて
頂ければ良いと思います。
審査を行う前提として、申請企業・組織が目指す理念や大事にしている考え方
さらには置かれている事業環境や現在取り組んでいる経営課題についても報告
する必要があります。
如何でしょう? でも、小さな会社だから何もできない、ではなく経営の自己
評価の参考にするだけでも大変意義があると考えます。
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<品質とは?>
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経営“品質”という言葉が出てきましたので、「品質とは何か?」とその定義
について少し調べてみました。自分自身、約2年弱、勤めていた会社の品質管理
部門にいましたから、まったく知らないわけではないものの、いざ「品質とは?」
という質問をされると答えに窮しそうです。

というのも「品質」の考え方の幅があまりにも広すぎるように思うからなのです。

例えば、物とサービスでの品質の定義の比較、ハードウェアとソフトウェアの
品質の定義の比較、生産者と利用者の品質の定義の比較、企画・設計・製造・
営業・梱包・輸送・それらを合わせたプロセス品質、管理・社長、従業員など人
、、、まだまだ品質にまつわるファクターがありそうです

それぞれの立場、環境において、モノやコトの品質が異なること自体には問題は
ないと考えられます。

また、背景にいろいろなモノゴトが組み合わさって品質というものが出来あがる
ものですから、例えば単純に“製品の品質”だけにとらわれると、設計図通り
出来ているかいないか、だけで終わってしまいます。

しかし、その前工程の市場調査品質、企画品質、試作品評価品質、基本設計品質
詳細設計品質、製造品質、そしてこれらに関わる人の品質(?)、いや、総合的な
仕組みの品質・・・などと、やはり深く考えていきますとかなり複雑系の問題に
なってしまいます。

更に複雑になるように言えば、品質管理・品質保証・品質保障などはどう定義
しますか?という課題も出てきます。

「経営品質」とはこうしたもろもろの品質の重合体を整理・整頓した“仕組みの
品質”のことをいうのだと私は勝手に理解しています。
ただ、いずれにしても、私の品質の定義は、プロジェクト管理的ですが下記の
ようになります;

「品質とは、前工程から後工程に引き渡す製品やサービスなどに、後工程の
期待する基準、目標値をつくり込む“価値”そのものをいう」
即ち、品質=価値 と纏められるのではないかと考えるのです。
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<まとめ>
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■経営品質の定義に囚われるのではなく、その考え方を学ぶべきである。小さ
 い会社は、資源に乏しいから出来ない、ではなく小さい会社なりの戦略を
 持って、品質目標を積み重ねることが大事である。何事も積み重ねである。

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<編集後記>
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私の家の庭にある桜の木。実は、先日まで枯れている筈の葉っぱが、しっかりと
木にしがみついていたんです。
毎年、12月中には完全に1枚もなくなるのですが、写真にも記録しましたが
今回は年を越したことになります。これを見ながら、地球の温暖化って、こんな
ところにも現れているのか、と思いたくもなります。
今朝、見ましたら、全て風で飛ばされたのか、、、何だかやっと冬を迎えた気分
になった次第です。

ここ、さいたま市からの冬だより、、、でした。

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